酒販情報

INFORMATION
米国を舞台にした日本酒輸出ビジネス
2023年02月10日(金)

日本酒輸出ビジネスに挑戦したいとお考えの方に、米国での日本酒ブームやニーズを解説します。

米国での日本酒ブーム

世界各国でファンを増やしている日本酒の輸出額・輸出量は、ここ数年連続で過去最高を更新しています。

近隣国の中国・韓国・台湾への輸出を上回り、日本酒の輸出相手国トップとなっているのは米国です。

2008年のリーマンショックでは一時的な輸出の落ち込みが見られたものの、それ以降は年々増加傾向にあります。

「サキ(Sake)」と呼ばれていた日本酒も最近では「サケ」と正しい発音で浸透し、「ライスワイン」とお洒落に紹介されることもあります。これまではスタンダードな清酒の人気が定着していましたが、近年ではにごり酒・生酒・熱燗などを楽しむ人も増え、日本酒ブームは新しいステージに突入しています。米国の人々を魅了する日本酒の輸出は、ビジネスチャンスとして大きな可能性を秘めているのです。

州ごとのニーズの特徴

・ニューヨーク州

世界中から多くの人が集まるニューヨーク州では、バイヤーや愛飲家をターゲットにした試飲会やイベントが頻繁に開かれるなど、新しく珍しい日本酒への興味が大きいことが分かります。

日本食レストランの日本酒消費はマンハッタン周辺の限定的なエリアに集中しており、他店と差別化した個性的な日本酒を集客戦略のひとつとして取り揃える傾向があります。

・カリフォルニア州

日本食文化の浸透度と日本酒に対する認知度が他州よりも高く、日本酒市場として大きな魅力があるのは、日系移民による大きなコミュニティーが昔から存在しているカリフォルニア州です。

巨大な貿易港、多くの日本食レストラン、大規模な日系スーパーマーケット、大手日系食品商社本部などがあり、日本酒市場が活性化する要素が揃っています。

・ロサンゼルス

日本食レストランが広範囲で点在しているロサンゼルスでは、知名度が高く親しみのある商品が人気を得ている傾向があります。

日本酒輸出ビジネスにおける必要な免許申請や手続きをスムーズに進めて、大きなビジネスチャンスを掴みたいという方は当事務所へご相談ください。
輸出先のマーケティング・販売先の確定・仕入先との交渉・輸出酒類卸売業免許の取得など、多岐にわたるサポートで日本酒輸出ビジネスをサポートさせていただきます。

著者情報
行政書士 那須隆行
Twitter
Facebook
2009年1月行政書士事務所開業 ミライ行政書士法人代表。
行政書士業務の中でも専門的に 酒類販売業免許申請を代行して います。
関連記事
202212月25(日)
人に対する要件
202212月25(日)
一般酒類小売業免許について
202212月25(日)
通信販売酒類小売業免許について
202212月25(日)
洋酒、店頭販売酒類、自己商標卸売業免許とその取得について