酒販情報

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カリフォルニア州の酒類販売制度

カリフォルニア州の酒類販売制度

アメリカでは、社会秩序の維持及び節度ある酒類の消費の推進から各州で、酒類販売制度を定めています。
カリフォルニア州では、酒類販売免許について、カリフォルニア州酒類管理局が管理をしています。

酒類販売免許の範囲

卸売業免許の分類

・ビール及びワイン
・蒸留酒

料飲店免許(On-sale)の分類

・ビール
・ビール及びワイン
・全酒類

小売店免許(Off-sale)の分類

・ビール及びワイン
・全酒類

 

欠格事由

・過去に申請した酒類販売免許が拒否等された場合には、以後1年間免許申請不可能
・過去36ヶ月以内に申請した酒類販売免許が2回拒否された場合には、以後2年間免許申請不可能
・申請者の犯罪歴等により拒否される場合もあります。

場所的要件

・教会、病院等に近接した場所でないこと
・600フィート以内に学校、公園等がある場所でないこと
・連邦政府関係の建物から2マイル以内に所在する店舗でないこと

需給調整要件

・人口基準(小売店免許は2,500人につき1件、料飲店免許については2,000人につき1件など)による制限
・犯罪発生率等を基準とした付与制限もあります。

酒類販売免許の有効期限

・1年間

未成年者への飲酒規制

・21歳未満の者への酒類の販売等及び21歳未満の者の酒類の購入を禁止

※購入者等が21歳未満であることを、酒類を販売等した者等が知っていたかどうかについては問わず、違反した場合には、罰金又は社会奉仕若しくはその両方が科されます。

広告規制等

・映画館等での広告、21歳未満の者の飲酒を奨励するスローガン等を含む広告が制限
・製造者等の氏名及び住所をパッケージ又は容器そのものへの記載をしなければならない
・自動販売機による酒類の販売は事実上禁止
・AM2:00〜AM6:00までの間は酒類販売、購入は原則禁止
※販売時間の規制に対する違反は軽犯罪に該当し、罰金または懲役もしくはその両方が科されます。

カリフォルニア州では1991年に酒類免許申請者、酒類免許保有者及びその従業員向け教育訓練プログラムであるLEAD(Licensee Education on Alcohol and Drugs)プログラムを開始し、酒類の安全な供給に関する情報、酒類免許保有者の責任、違法な販売方法に関する知識等を提供されています。